シニア起業ジャーナル
【インタビュー】62歳で町のパン屋を開業。「定年後こそ、やりたかったことをやる」
起業家インタビュー2026-04-01

【インタビュー】62歳で町のパン屋を開業。「定年後こそ、やりたかったことをやる」

文: シニア起業ジャーナル編集部

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山田 太郎さん(62歳)

前職:大手食品メーカー 営業部長(35年勤務)

現在:ベーカリー「麦の道」オーナー(東京都世田谷区)

起業時期:2025年4月(61歳)

起業のきっかけ

「50代後半から、定年後の人生をずっと考えていました。趣味でパンを焼き始めたのが55歳の頃。家族に『お父さんのパン、お店で売れるよ』と言われたのがきっかけです。最初は冗談だと思っていましたが、定年が近づくにつれて『本当にやってみようか』という気持ちが強くなりました」

起業前に不安だったこと

「一番の不安は資金です。退職金を使うことへの抵抗感がありました。妻にも相談しましたが、最終的には『やらずに後悔するより、やって後悔しよう』と背中を押してくれました」

「もう一つは体力面。パン屋は朝が早い。60歳を超えて毎朝4時起きが続けられるのか、正直不安でした」

実際にやってみてわかったこと

「意外だったのは、シニアの起業を支援する制度がたくさんあること。東京都のシニアビジネスグランプリに応募して、そこで出会ったメンターの方にビジネスプランを磨いてもらいました」

「あと、商店街の皆さんが温かく迎えてくれたこと。『若い人が来てくれると思ったらシニアだった(笑)でも、だからこそ信頼できる』と言ってもらえたのは嬉しかったですね」

これから起業するシニアへのアドバイス

完璧を目指さないこと。60歳を超えたら、残りの時間は有限です。まず小さく始めて、やりながら修正していけばいい。私も最初は週3日営業から始めました。

事業の現在と今後

開業から1年、リピーターのお客様が増え、売上は月50万円ほど。まだ大きな利益は出ていないが、「毎日が充実している」と笑顔で語る山田さん。今後は地元のシニア向けにパン教室も開催予定だという。


取材・文:シニア起業ジャーナル編集部

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